洋服着て元気に遊べるようになったよ!Rくん

洋服嫌いの犬,スマイルリレーの記念すべき第1号レポートです。最初のバトンは私たちから。同じことに、あるいは、種類は違っても何かが苦手で困っている犬たちへ。私と犬との日常を綴るメールマガジン『たーとるうぉ~く』風に(笑)お届けします。

Q.犬のしつけには最適な時期があります。それはいつでしょう。

1. ~6か月
2. ~1歳
3. ~2歳
4. 2歳~

笑顔の処方せん

それは去年の夏のこと。

ウチの犬が、下痢を起こしたのです。およそ2ヶ月の間に、1度ならず2度も。子犬のときケンネルコフを患っていたものの、完治して以来この10年、病気らしい病気をしたことのないウチの犬にとって、それは初めての出来事でした。

ひと晩中、 トイレのあるリビングと寝室をつなぐ廊下を行ったり来たり。私はそれに付き添ってやることしかできない。

「ごめんね・・」

深夜の寝室、この小さな体に何が起きているのかと思ったら、つかの間寝入った犬の寝顔にたまらずそうつぶやいてしまう。「どんなに気をつけていたって、体調を崩すことはある。自分を責め過ぎるのはやめよう・・」そう自分に言い聞かせながら過ごした、動物病院へ連れて行くまでのあのひと晩のなんと長かったことか。

復調したのは、秋の気配が感じられるようになった頃。猛暑と雷に悩まされた夏を乗り切った今、次は「冬」・・

「今年こそ、洋服を来て散歩に行けるようにした方がいいんじゃないかな」。

そうなのです。ウチの犬には洋服を着る習慣がまったくないのです。寒い季節には「なんちゃってコタツ」に入り浸りの寒がりクンのはずなのに、カレは筋金入りの「洋服嫌い」。寒空に元気よく駆け出して寒いのも忘れて匂い嗅ぎに興じているうちに、いつか風邪でもひくんじゃないかと、毎年着せてはみるもののどうしてもうまくいかない。着た途端に腰を抜かしたように一歩も動けない。外がダメならまず家で、と思えば、何時間でも丸くなって寝込み続ける・・。

洋服を脱がせた瞬間、魔法が解けたように「いつもの元気で明るいあの子」に戻るのを見て、私はいつも「無理させちゃったな」と後悔し、そしてわからなくなるのです。「こうまでして着せる必要があるのか? これじゃ体を守ってココロに風邪をひかせてはいないか?!」。

しかし今回ばかりは違います。おなかを壊さないですむ可能性が1%でもあるのなら、なんとしても着れるようにしてやりたいのです。でも・・

『洋服を着たキミが笑顔じゃなきゃイヤなんだ!』

「洋服を着せること」が、前足を袖に通すことだけをさすのなら、今でもできているに違いありません。でも、身につけた途端、その場で小さくなってしまうあの子を私は決してほってはおけない・・。「よしっ! 私が洋服を着たキミを笑顔にしてみせる!」。寒い冬を元気に乗り切れますように。洋服がスキになりますように。私は祈るような気持ちで、洋服を着たあの子を笑顔にするための「笑顔の処方せん」を作ることにしたのです。


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