「犬を訓練するなんて、プロの訓練士さんにしかできないでしょ?」と思っていないだろうか。実は私もそう思いこみ、自分の犬に何もしてこなかった口であった。しかし素人の私にもできる方法があったのである。「クリッカー」である。私の驚きと感動の体験記を見てもらいたい。そして「私にもできるかも」と思ってもらえたらうれしい。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
開いている扉を、犬に閉めてもらいましょう。部屋から出ていって欲しくないとき、「閉めて」と犬にお願いをすれば、「行っちゃだめ!」と声を荒げることなく、部屋から出ないように導いてあげることができます。入ってはいけない部屋の扉を閉めて誉められる経験をたくさんつめば、たとえ閉め忘れてしまったときにも、その部屋に入ることではなく、その部屋の扉を閉めることに一生懸命になってくれるかもしれませんね。「○○して欲しくないな」と思ったときに、ちょっと視点を変えて、しなくてもすむように導く、楽しい工夫の代風痰ナす。
ここでは、前足を使って扉を閉める方法をご紹介します。鼻で閉めてほしい場合は、前足の部分を鼻に読みかえて教えてみましょう。
いったん扉を閉めることができるようになったら、閉めるたびにクリッカーを鳴らす必要はありません。クリッカーを鳴らす代わりに、おやつやフードをあげるだけにしたり、なでてあげたり、遊んであげたりすることをご褒美に誉めてあげるようにしてもいいでしょう。毎日の生活の中で、あなたが扉を閉めて欲しいときには、ぜひ犬に「閉めて」とお願いしてみてください。もしきちんと閉まらなかったときには、閉まるまで何回かチャレンジしてもらうといいですね。「上手に閉められたね。ありがとう」とご褒美をあげ、犬もあなたも楽しい気分で終えることができるようにしましょう。
犬が、前足を扉に挟んだりしないように、注意しましょう。また、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、犬の閉めた扉にお子さんが挟まれたりしないように気をつけてあげましょう。