「犬を訓練するなんて、プロの訓練士さんにしかできないでしょ？」と思っていないだろうか。実は私もそう思いこみ、自分の犬に何もしてこなかった口であった。しかし素人の私にもできる方法があったのである。「クリッカー」である。私の驚きと感動の体験記を見てもらいたい。そして「私にもできるかも」と思ってもらえたらうれしい。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
アイコンタクトとは、犬と人間が目を合わせることです。あなたの犬が、そのつぶらな瞳であなたの目をじっと見つめてくれていたら、なお一層かわいくなりますね。そしてアイコンタクトは、犬があなたに集中し「次はなーに？」とあなたの声に耳を傾ける習慣を作ります。
「待っていてもなかなか目を見てくれない」「いつもご褒美を持っているあなたの手の方ばかり注目している」といった犬にぴったりの方法です。
このステップを繰り返すことによって、犬は、頻繁にあなたの目を見つめ、注目するようになります。これが、学習した、ということです。
最初は、椅子に座ったり、しゃがむなどして、犬があなたの目を見やすいように、犬の視線の高さに合わせてトレーニングするといいでしょう。
部屋の中で上手にできるようになったとしても、外で同じようにできるとは限りませんね。玄関先や、屋外、公園など、いろいろな場所で練習しましょう。また、ごはんをもらう前、あなたが帰ってきて大喜びしているようなとき、猫や鳥が近くにいるとき・・など、より集中しにくい状況でも上手にできるように、あらゆる瞬間をとらえて練習してみましょう。そして、いろいろな場所、場面でできるようになっていくことを犬と一緒に喜んであげてください。
より長い時間アイコンタクトできるようにしましょう。それには、アイコンタクトをしてから、クリッカーを鳴らすまでの時間を少しずつ延ばしていきます。最初は１秒、次は２秒、というように、少しずつ時間を延ばしましょう。
アイコンタクトは、ほかのいろいろな動作とペアにして教えることができます。名前を教えると組み合わせることによって、名前を呼ばれて反応をした後、アイコンタクトするように教えることができます。おすわりやふせであれば、おすわり、ふせをした後、アイコンタクトするように教えることができます。