[犬しつけ理論]犬のしつけ法則3

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

自分の身を守る行動の学習

”いやなことが消える”は、いやなことから自分の身を守る行動の学習です。「警戒心から唸ったり、噛みついたりする」行動や、「気に入らないことがあると、唸ったり、噛みついたりする」行動などがこれに該当します。でも、犬がいやなことから逃れるために学習する行動は、唸ったり、噛みつくことだけではありません。

”いやなことが消える”の学習は、警戒すべきものに出会ったり、気に入らないことがあったときだけではありません。「どうして唸るの?」「どうしてそんなに威嚇するの?」首をかしげたくなってしまうような行動も、この法則によって説明できることがあります。


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