[犬しつけ理論]問題行動をやめさせる方法4

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

サクラはなぜだか靴下が大好きです。靴下を見つけるとくわえてサクラが走り、「サクラ、待ちなさい!」と人間が追いかける・・。そんなことがしょっちゅう繰り返されています。

靴下を くわえて走る
人間が追いかける+「待ちなさい!」話かける

サクラが靴下をくわえて走り、人間が追いかける・・。人間がサクラに声をかけたり、サクラの後を追うことで、サクラにとっては楽しい遊びになっているかもしれませんね。

さて、サクラのこの行動はどこが問題なのでしょうか?くわえて走るものが、靴下ではなく、ボールだったら?フリスビーだったら?問題がないどころか、楽しいですよね!問題はではなく、行動を起こす対象なのです。の箱を入れ替えてみましょう。

靴下を くわえて走る
人間が追いかける・「待ちなさい!」話かける
ボールを 犬用のおやつ+「上手だね!」話かける

ボールをくわえて走るなんて、かわいいですね。そしてぜひ、あなたが追いかけるのではなく、あなたのところまでボールを運んでもらいましょう。サクラと遊べることがひとつ増えそうですね。サクラがボールをくわえたら、「すごいぞ!」「上手だね」という気持ちで”うれしいこと”を与えてあげましょう。おやつを小さく切ったものをひとかけらあげるのでも、ゴハンの一部を取り分けておいたドックフードをあげるのでもいいでしょう。サクラがそのときにしっぽをフリフリ喜ぶような何かを「ごほうび」にするといいでしょう。


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