犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
「やめて欲しいな」と思ったとき、私たちはなんとかしてそれをやめて欲しいと一生懸命になります。「ダメ」「イケナイ」と言葉で叱ったり、スリッパや丸めた新聞紙で床を叩いたりビックリさせたり、苦い味のものを口に入れたり、大きな音のするものを床に落としてビックリさせたり、水でっぽうで撃ってみたり、蹴飛ばしたり、ひっぱってショックを与えたり・・。これらはみな の法則の応用です。
やめて欲しい行動 |
叱る・スリッパや丸めた新聞紙で床を叩く・ 苦い味のものを口に入れる・大きな音のするものを床に落としてビックリさせる・ 水でっぽうで撃つ・蹴飛ばす・叩く・ひっぱってショックを与える |
注意:このサイト中で、「叱る」と言った場合には、言葉で叱責するだけでなく、「犬に何かをやめてもらいたいと思ったときに、人間が犬にすること、与えること全般」を指しています。なぜなら、それが言葉による叱責であれ、体罰であれ、天罰であれ、「いやなことが現れる」に分類される犬に同じ作用をもたらすものだからです。