[犬しつけ理論]正しい犬のごほうび

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

ごほうび=[行動の後]の箱!

何かが上手できたとき、「ご褒美」をあげますね。そしてご褒美というと、私たちはまず食べるものを連想します。でも実は、ご褒美とは食べるものとは限りません。の箱の中に入っているものは何でもご褒美になるのです!

  望ましい行動
学習して欲しい行動
うれしいこと♪=ごほうび

このサイトには、の印のついている3つの箱が数多くでてきます。そしてそのの箱には、どんなものが入っているでしょうか?おやつやおもちゃ、あなたとのスキンシップ、ベランダに出たりお散歩に行ったりするなどのイベント、好きな犬や、仲良しの犬と会うこと・・。の箱に入っているものは食べるものばかりではありませんね。そして、それらはみな、犬に学習を促すための原動力、ご褒美として活用することができます。

犬が見つけたご褒美、使ってみよう!

”犬が見つけたご褒美”に目を向けることができると、ご褒美のバリエーションはぐんと広がります。犬は、毎日の生活の中でさまざまな”うれしい”と感じる瞬間を学習の原動力に学習しています。それは言わば、犬が自分で見つけた”ご褒美”です。犬が自分でどんな”ご褒美”で学習しているのかに気がつくことができたなら、それを「いい子だったね」「えらかったね」と言いたいときに使うご褒美にすることもできるのです。


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