安全に遊ぶために

Q.おもちゃを変えるだけで犬がイイコになった!さてどのおもちゃ?

1. ボール
2. ぬいぐるみ
3. ガム
4. その他

すべての犬に100%安全なおもちゃはありません

一口に犬と言っても、わずか数キロから、数純Lロの犬までさまざまです。また、たとえ同じ体格・犬種の犬であっても、同じおもちゃをまったく違う方法で遊ぶことがよくあります。ある犬は、クチャクチャ噛んで、ある犬はちぎったりむしって、ある犬は、ほおり投げたり鼻で転がしたりして・・というように。

つまり、犬によって遊び方が違う以上、「このおもちゃなら、100%安全」ということはありえないなのです。したがって、「自分の犬にとってこのおもちゃは安全か?」ということを、おもちゃをあげるたびに立ち止まって考えてみる必要があります。 このおもちゃは安全?チェックしよう!

■ 丸飲みできない大きさですか?(心配なときは大きめのおもちゃを選びましょう。)
■ 犬の体を傷つけるようなものがついていませんか?
 □ ホッチキスは取り除きましたか?
 □ 袋に入ったままあげないで!(袋を飲み込むと、胃や腸でつまってしまう可柏ォがあります。)

■ おもちゃが壊れた後、危険がありませんか?(犬は思いがけない遊び方をするものです。おもちゃを噛み砕いたり、むしったりして、破壊された後、そのかけらを飲み混んだらどうなるか?ということにも注意しましょう。)
 □ とがった破片で怪我をする恐れはありませんか?(内臓にささる可柏ォがあります。)
 □ 消化できないものを飲み込む恐れはありませんか?(大きさによっては、胃や腸に詰まってしまいます。)
 □ ロープやリボンなど、ひも状のものを口にする恐れはありませんか?(長いものは、飲み込めないので窒息してしまいます。)
よく観察しましょう

新しいおもちゃを犬にあげたら、数日間、「この子は、このおもちゃをどうやって遊ぶのかな・・」とよく観察してみましょう。そして、「これは、安全だから留守番中にもあげられるな」「これは、壊すと危険だから必ず目の届くところで遊ばせてあげよう」など、自分の犬に合った使い分けをしてみてください。

手作りおもちゃについて

おもちゃを手作りしてあげるときには、作ったおもちゃで犬の健康を害することがないように、必ず以下の点をチェックしてください。

□ 空き箱にはホッチキスやカッターなど、犬の体を傷つけるようなものがついていませんか?(ラップの空き箱を使うときには要注意!カッターを必ず取り除きましょう。)
□ 封筒や空き箱の中は空ですか?薬やたまねぎなど、犬の健康を害する可柏ォのあるものがこびりついたりしていませんか?(たまねぎやチョコレートは、犬の健康を害します。)
□ ビニール部分は取り除いてありますか?ビニール製のものを与えようとしていませんか?(胃や腸でつまってしまう可柏ォがあります。)
□ リボン、ロープ、植物のくきなどひも状のものはついていませんか?与えようとしていませんか?(飲み込めないので窒息してしまいます。)
□ つまようじやわりばし、小枝など木片がついていませんか?(内臓にささる可柏ォがあります。)
□ 丸飲みできないくらいの大きさですか?(丸飲みすると危険です。大きめのおもちゃを作りましょう。)

おだふみこ著 いぬわらパブリッシング編 手作りおもちゃで犬と遊ぼう!より〕