どっちに入ってる?

Q.おもちゃを変えるだけで犬がイイコになった!さてどのおもちゃ?

1. ボール
2. ぬいぐるみ
3. ガム
4. その他

どんな遊び?

人間の右手と左手、どちらにおやつが入っているのかを、鼻でつついたり、前足を乗せたりすることであててもらうゲームです。

遊び方

  1. 犬の前に、両手を差し出します。片方の手にだけおやつを握り、もう片方には握りません。手を差し出すときに「どっちに入ってる?」と声をかけてあげましょう。
  2. 犬がどちらかの手を鼻でつついたら、つついた方の手のひらを広げます。おやつが入っていたらあたりです。おやつがもらえます。入っていなかったらもらえません。
  3. これを繰り返します。

ポイント

もし、ひっかいたり、噛んだり、がむしゃらに握っているものを取ろうとしたり、望ましくない行動をしたときには、手をひっこめる、後ろを向く、その場を立ち去るなど、ゲームを中断しましょう。犬が落ちついたらすぐに再開してあげてかまいません。

- 望ましくない行動をしなければ楽しいゲームは続いていく
- 望ましくない行動をしたらゲームは中断

この条件を人間が整えてあげることで、少しずつ、自分が何をしたらゲームが中断してしまうのかを理解していきます。人間との接し方を学ぶ貴重な機会になります。

教え方

  • 最初は、両方の手におやつを握り、どちらに触っても「あたり」になるようにするといいでしょう。
  • 片側の手にばかり触るようになった場合には、触らない方の手のみを出して練習してみるといいでしょう。

遊びの終わり方

最後は「あたり」で遊びを終わります。

遊びの発展

鼻でつついてこのゲームを楽しむことができるようになったら、手を広げてあげる条件をときどき変えてみると楽しいでしょう。

- 前足を乗せたら手を広げる
- 鼻でつついてアイコンタクトしたら手を広げる
- 前足を乗せてアイコンタクトしたら手を広げる
など

「鼻でつついたら手を広げる」 から 「前足を乗せたら手を広げる」 などルールを変更するときには、鼻でつついても手は広げずに、何もしないでそのまま待ちます。「あれ?どうしたのかな?」 と強くつついてみたりいろいろなことを犬が始めます。偶然にでも、前足があなたの手に触れたときに、大げさに誉めて、手を広げてあげます。このようにして、今度は徐々に、鼻ではなく前足を使うようになっていきます。その犬の変化を楽しみながらゲームに取り組むといいでしょう。