犬を上手くしつけるのに大切なこと。それは愛情を持って犬をしつけること。実際に深い愛情を持って犬をしつけた人の体験が元になっているこの連載。犬のしつけに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい。
1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他
私のこと、キミはどう思っているんだろう。
私にはそれを確かめるすべがないけれど、キミにリーダーだと思われていなくても別にかまわないな。それよりね、私はキミの“ともだち”でいたいんだ。
でも、私がなりたいのは、ただのともだちじゃないよ。
「この人と一緒にいたい!」。声を聞けば一番に駆け寄りたくなるともだち。だって危険が迫っているとき、キミを呼んで守ってあげたいんだもの。
「この人のそばなら安心」。辛いとき一番に寄り添いたくなるともだち。私はそんなキミを「大丈夫」って力強く励まして、どんなに辛いことも一緒に乗越えキミを笑顔にしてみせるよ。
「この人といると楽しくって仕方がない!」。キミの大好きなともだち。キミが噛んだり、吠えたり、飛びついたりしたら、キミがやめるまでそっと待っててあげる。だって「こんなことすると遊んでもらえなくなっちゃう!」キミにそう気づかせてあげたいんだもの。
苦しいときにこそ、味方であり続けるともだち。たとえ世間がキミを「駄目な犬」と呼んだとしても、「そんなことない」強い気持ちでそう信じ続けるよ。必ず一緒に乗越えよう。乗越えるごとに仲良くなる・・そんなともだちでいたいんだ。
キミの顔が曇ることがないように。幸せであるように。近くにいても、離れていても、いつでもそう祈っているともだち。キミのためなら何かを犠牲にしてもかまわない、キミの笑顔が私の笑顔の素、そう思えるともだちがいることは、私にとっても幸せなこと。
ねぇ、これからも私をキミの“いいともだち”でいさせてくれる?キミの命が果てるまで。いつまでもいつまでも。(おわり)