[犬しつけ理論]問題行動をやめさせる方法3

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

ランは、人間が食事を始めると「アタシにもちょうだい!」と言わんばかりにテーブルに前足をかけておねだりします。するとお父さんが、「よしよしお前も欲しいのか」と食事を少し分けてあげます。

人間の食事中 テーブルに前足をかける
人間の食事を分けてもらえる

人間の食事を分けてもらえるといううれしいことが起こるから、テーブルに前足をかけることを学習したようですね。それならば、の箱を入れ替えたら、今度は何を学習しますか?

人間の食事中 テーブルに前足をかける 人間の食事を分けてもらえる
テーブルの下でふせ
犬用のおやつやドックフード

テーブルの下でふせしているときに、何かうれしいことが起これば、今度は、テーブルの下でふせすることを学習するはずですね。でも、人間の食事は、犬にとって塩分や糖分がきつすぎたり、カロリーオーバーになって犬の健康にとっていいことではありません。そんなときには、犬用のおやつや、犬のゴハンを取り分けておいたものなど、あげてもかまわないもので「うれしい」と感じてもらえるようにしてみましょう。


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