[犬しつけ理論]うまくいかないときのチェックポイント

犬の行動について勉強したことのある人は、その難解さに頭がこんがらがった経験があるのではないだろうか。そのややこしい理論をすっきり見せてくれるのが、「3つの箱と4つの法則」である。専門用語の代わりに「箱」を使って解説したこの方式を筆者自ら勉強した結果をここにご紹介し、みなさんに役立てていただこう。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

原因3:「うれしいことが現れない」

かつてはできていたのに、徐々にやることが少なくなってしまった。やったりやらなかったりする。そんな傾向が認められるなら、原因は「うれしいことが現れない」かもしれません。

ボクたちは、人間が考えているよりずっと賢いんだ!うれしいことが何も起こらなければ、やらないよ。だってムダだもの。

以前は、「おすわり」と言われておすわりできていたのに、最近は知らん顔。「おすわりは?」何度も言っているうちに、どこかへ行ってしまいます。

「おすわり」 すわる
何もなし

犬は、何もうれしいことが起こらなければ、やらなくなるのでしたね。そしてこれも犬の学習迫ヘのひとつなのでした。

どうすればいいの?

「おすわり」 すわる
何もなし
「ごほうび」

こんなときには、うれしいことが起こるようにしてあげれば、必ずできるようになりますね。何かが上手にできたときにあなたが犬にあげる「ごほうび」は、食べるものばかりではありません。日常生活にあふれるあなたの犬にとっての”うれしいこと”を上手に活用しながら、あなたがいつでも上手にできて欲しいな、と思っていることができるように導いてあげてください。


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