どっちに入ってる?FAQ

犬のしつけに役立つあそびをご紹介します。犬は楽しくあそんでくれる人のことがスキになり、人から愛される行動を身につけます。

Q.おもちゃを変えるだけで犬がイイコになった!さてどのおもちゃ?

1. ボール
2. ぬいぐるみ
3. ガム
4. その他

前足を乗せてくれません

フードを握っていることがよくわかるように、犬の目の前でフードを握り犬に差し出しましょう。「ちょうだい」とその手をひっかくような仕草を見せたら(前足で人間の手に触れたら)、その瞬間に手を開いてフードをあげます。少しずつ、弱くひっかいたり、ひっかかずに乗せたときに手を開くようにします。最初は、両方の手にフードを握って、必ず「アタリ」にするといいでしょう。

手を差し出してもひっかくことすらないのですが、どうしたらいいですか?

フードを握った手のにおいをかぐように、鼻を近づけることはありませんか?そしたら、その瞬間に手を開いてフードをあげましょう。前足を乗せる代わりに、鼻を使って「こっち」と遊ぶことができます。

ひっかくこともなければ、鼻を近づけることもありません!、どうしたらいいですか?

犬の一番好きなおやつを握って遊んでみてください!前足や鼻で、人の手に触れようとする可能性が高まりますね。

ハズレが続くとすぐにやめてしまいます。あんなに根気よく遊び続けません!

ハズレが続いて「もうやめちゃうかな・・」と思ったら、両方の手にフードを握って次は必ずアタリになるようにしてあげてください。「ハズレが続いても、遊んでいるうちに必ずアタリにもなる」という体験をしていくうちに、ハズレが続いても根気よく遊び続けることができるようになっていきます。

手をひっかくので痛いのですが・・

手を開くタイミングを変えてみましょう。ひっかいているときには手を開かずに、少しでも弱くひっかいたり、ひっかくことをやめた瞬間を待って「アタリ!」「ハズレ!」と手を開きます。人間の握っているものが欲しくても、ひっかかずにコミュニケーションできるようになります。

「ひっかいたら手を開かない」をしたら「開いて」と言わんばかりに吠えるようになりました

最初はひっかいていてもかまわないので、吠えていないとき(吠え出す前)に手を開くようにしてみてください。少しずつ手を開くまでの時間を延ばします。吠えてしまったら、吠えやむまで待って手を開きます。完全に「吠えやむ」に到っていなくても、小さく吠えたりのどを鳴らしたりすることがあったら、そのタイミングで手を開くといいでしょう。吠えずにいられるようになったところで、ひっかいていないときに手を開くようにしてみてください。

フードを握っている手に釘付けで、ビデオみたいに顔をあげてくれません

手を開くタイミングを変えてみましょう。犬が「こっち!」と指し示したら、犬の顔が少しでも上を向くのを待って「アタリ!」「ハズレ!」と手を開きます。犬は「手を開いてもらうこと」をごほうびに「前足を乗せる+顔をあげる」ことをセットで学習します。

右手ばかり選んで、左手を選んでくれません

左手にフードを握り、左手だけを犬の目の前に差し出して遊びましょう。少しずつ右手をそえていきます。最初は右手を犬から離れた選択しにくい場所に。少しずつ両方の手を均等に差し出すようにします。

ハズレたときに体を触ったり話しかけたりしたら、ハズレをほめていることになりませんか?

ハズレたときに体を撫でたり話しかけているのは、「手を開いて欲しかったのに、ひっかいたり、噛んだり、吠えたりすることなく、前足を使ってコミュニケーションできたこと」に対する“ごほうび”だと考えています。この遊びの目的は「どちらに入っているのかをあてられるようにすること」ではなく、「人間を噛んだりひっかいたりすることなくコミュニケーションできるようになること」ですね。だから、結果的に“ハズレ”だったとしても前足を使って「こっち」とコミュニケーションした後に体を触ったり話しかけたりすればいいのです。


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