[犬愛しつけ法]ゴハンの量の決め方2

犬を上手くしつけるのに大切なこと。それは愛情を持って犬をしつけること。実際に深い愛情を持って犬をしつけた人の体験が元になっているこの連載。犬のしつけに悩んでいる人にぜひ読んで欲しい。

Q.あることをすると犬のストレスが減り、しつけにいい影響を及ぼすと言われていることがあります。それは何?

1. 声かけ
2. おやつ
3. マッサージ
4. その他

体重を測ろう(2):もし我が家が豪邸だったら(第8号, 2006/1/20)

「体重を量ることだって嫌なのに、ましてやそれを記録するなんて!」。自分の体重でなら決してそんなことしない私も、犬の体重を量ってあげることなら大好きです。私のスケジュール帳の隅っこには、犬の体重が赤く記されています。

定期的に体重測定をしていると、いろいろなことがわかります。まず、食べている物や量と体重には密接な関係がある、というあたり前の事実をいやおうなしに実感させられます。

季節・気候の影響を受けているということもわかりました。同じ量のドックフードをあげていても、季節の変わり目を境に体重が減ったり増えたりします。「衣替え」のシーズンは、我が家にとって「食餌量見直しシーズン」でもあります。

「大きな家で暮らすのと、小さな我が家で暮らすのとでは、生きていくのに必要な食餌量が違うんだ」なんて発見もありました。運動量が増えたのでしょう。泊まっていたお宅がとても大きかった・・ただそれだけのことで体重が減っていったのです。

もし我が家が豪邸だったなら、今の食餌量では足りないに違いありません。「この子は今、一体どのくらいの食餌量を必要としているのか」。それを見つけてあげられるのは、ひとつ屋根の下で暮らしている私だけなのです。定期的に体重を量りながら、太り始めたりやせ始めたりしていることに気づいたときには、少しずつドックフードの量を増減させ、うちの犬の適正体重(太りすぎでも痩せすぎでもない、ちょうどよい肉付きの状態)である4.3キロが維持できる食餌量を見つけます。

「ちょっと太ってきたかな」とドックフードを65グラムを60グラムへ。体重はゆっくりと下降線をたどりながら4.3キロを下回り「あ、ゴメンね。これじゃ減らしすぎだね」と63グラムにしてみる・・。そんな試行錯誤を繰り返すうちに「この条件なら、大体このくらい増やせば(減らせば)いいんじゃないかな」と上手に見当がつけられるようになりました。

さてこんな私は、几帳面でマメな性格だと思われがちなのですが、実はかなり の「めんどくさがり」です。そんな私が、どうして体重測定を続けてこられたのか。 その秘密を次回お話したいと思います。(つづく)